繰り返される諸行無情
Nuber Girlことナンバガが復活した。
休憩中でインスタントラーメンを作っていた僕は思わず「ひえっ」と変な声を出してしまった。
福岡市博多区からやってきたナンバガに人生を狂わされた人は多いと思うが僕もその一人だ。
最初に知ったのは「GIGS」という雑誌でゴーイングアンダーグラウンドの松本さんが「SAPPUKEI」を紹介していたからだ。
そのまま地元のTSUTAYAに行き(ちなみに今は某チェーンの美容室になってる」さっそく借りて聞いた。
中学3年生の時に音楽の授業で自分の好きな歌手、バンドについて1枚の紙にまとめるっていうのがあったんだけど迷う事ナンバガについて書いた。
評価はBだった。その時淡い恋心を抱いてた小林さんは椎名林檎について書いてA評価だった。
wowowが見れる秋成くんがビデオに録画してくれた。(ちなみにフジロックだけどこれではない)
ビデオデッキが居間にしかなかったので家族と見る時があったんだけど「歌へただね」と言われ「せやね」しか言えなかった。
この頃は「なんでこのよさがわかんねーんだよ!」と思ってたんだけど今は「まあ好き嫌いは絶対あるからしょうがないよね」と思えるようになった。
僕もアイドルとか女優とかうといし。
それにしてもナンバガの再結成を喜べてよかった。
半年ほど前大好きなチャットモンチーが完結を発表した。
仕事帰りの電車でそれを知った僕はへぇ、とだけつぶやいた。
いや悲しかったし、その日は朝まで飲んだけど(チャットは関係ない)そんなもんだった。
心が死んでた。
あー転職しなきゃと思った。
悲しい事を悲しめなかった自分が嫌だし、それをしょうがないと思う自分が本当に嫌だった。
ナンバガが再結成したのは嬉しいけど、それよりそれを喜べるのがただただ嬉しい。
よみがえる性的衝動。