銭湯に行きたい
行けばええやんと思う。
先日、同棲を解消した。
理由はまあ、結婚とか今後の事を考えた時の温度差から生まれる食い違いの積み重ねだと思う。
僕は実家に帰ってきた。
そして日に日に思う。
銭湯行きたい。
同棲していた街の駅のすぐ近くには遅くまでやってる銭湯があった。
だいたい仕事から帰ってくると日付が変わってるので大変ありがたかった。
仕事終わってコンビニで一本買って
電車に乗る前にもう一本
ほろ酔いを超えたぼろ酔いぐらいで銭湯で
むかつく環境
求められるノルマ、それ以上
わかってますよやらなきゃとは
でもまったくやる気でねぇ
「会社に貢献してないよ」と言われても
そうですね。でもまったくやる気でねぇ
体を洗ってお風呂に入って、暖まったら水風呂
これを何回か繰り返すと不思議と職場のいやな環境にも感謝しだす
無意識に手を合わせ、しまいには瞑想をしだす
同棲してた彼女もこの銭湯が好きでよく一緒に言った
「今日ね、若い子たちが「私、海外でいろんなドラッグやったけど水風呂が一番トリップするって言ってたの。ヤバない?」
と聞いて、僕はドラッグなんてやった事ないけど「たしかに」とは思った。
あれは合法ドラッグだ。
いま僕はそんな環境から遠く離れてしまった
別れた彼女へ
僕は君と別れた事より、いつでも銭湯に入れる環境ではなくなってしまった事を嘆いている最低な男だ
だから別れてよかったんだよ
だからもう泣かないで
泣かないで