でんぷんLog

すべてはおもいつき

優先席でお酒を飲んだ事はあるかい?

まず最初にこのブログを読んでくれてるあなたはお酒が好きか?と問いたい。

 

この問いに関しては色々とレベルやらランクがありそうだが、「そんなもん会社の付き合いぐらいしか飲まへんわ!」という方は大丈夫です。ありがとうございました。

今後ともサードウェーブ系のコーヒーとたまに飲む個人経営の飲み屋でのレモンサワー(凍らせた無農薬レモンをなんたらかんたら)を楽しんでいてください。

 

僕がこの件で話しかけたいのは、23時過ぎに会社を早足に出て駅中のニューデイズ発泡酒ストロングゼロ(もちろん500)を買い寒空の中、震えながらそれを飲んで電車を待つあなただ。

 

そんなあなたはそれをちびちび飲みながらTwitterを流し見て気づけば最寄り駅、改札出てすぐのコンビニで「帰り道に飲む用」と「帰ってから飲む用」のアルコールを買い家路についているはずだ。

 

そんな誇り高きアル中予備軍見習い兵のあなたにいま一度問いかけたい。

 

 

 

「優先席でお酒飲んだ事ある?」と。

 

 

 

優先席とはーここでいちいち説明しなくともわかると思いますがまあシルバーシートですよね。

 

ご老人、お体の不自由な方、妊娠中の方が優先的に座って頂く為の席。余談ですが横浜市営地下鉄は全席優先席という「優しさのデフレ」が起きてます。

 

まあ今回のブログで何を言いたいかと言うと

 

「優先席でお酒飲んでも美味しくない。ていうか申し訳ない気持ちになる」

 

という当たり前のことです。

 

あれは今から2年程前のことです。

 

「酔うぐらいしか人生の楽しみがない」という人生詰んでる状態だった私は数少ない心許せる職場の仲間たちと、仕事終わりにコンビニで缶ビールを買って駅前の喫煙所で飲むのが唯一の楽しみでした。

 

その日も職場近くのコンビニでスパッ!と酒を買ってスパッ!と喫煙所でアルコールとニコチンというご褒美をきめてました。

 

「あいつまじ死んでほしくね?」という職場あるあるで盛り上がっていたらあっという間に終電の時間。私は二本目の缶ビールのプルトップを開けながら仲間たちより一足先にホームに向かいました。

 

その日は日曜という事もありホームに滑り込んできた終電は空いていました。

しかし列を作る人々は皆「座れないと死ぬ」という気迫を身にまとっていてドアが開くと同時に席に身をゆだねていきました。

 

疲れからかほろ酔いだった私は空いていた一席に座り速攻でスマホTwitter。走り出す電車、流し込むビール。

 

しばらくして、ふと私は気がつきました。

 

「ここ優先席やんけ」と。

 

その瞬間の私は周囲からの「こいつまじアレやん」という視線に気づきました。

 

電車のスピードより早く私の酔いは覚めました。

 

気がつくと目の前には「とにかくマジメで正しい私」がいました。

 

「とにかくマジメで正しい私」は優先席に缶ビール片手に座ってる私にものすごい早口で正論をぶつけてきました。

 

早すぎて聞き取れなかったのですが、言ってる事は正しいんだろうと思いました。

 

しかし私は

 

私は

 

 

座席があったかくて動けないんじゃ〜

 

 

 

 

春は近づいてきてはいるものの、まだまだ寒い日が続く今日この頃。

 

どうかみなさん風邪などひかぬよう体調管理には気をつけてくださいませ。